秋の風が心地よく吹き抜けるころ
愛育保育園では、ふわりと甘い柿の香りがただよい始めました。
干した柿をみて「どんな味になるのかな?」という5歳児さんの声♪
ひとつひとつの作業にドキドキしながら取り組む姿は、
見ている側まであたたかな気持ちにしてくれますね。
今回は、5歳児さんによる干し柿作りのお話です。
季節の食材に触れることで、こどもたちの興味がどんなふうに広がっていったのか…?
その様子を少しだけご紹介します(^^)
5歳児さんが挑戦した干し柿作り|秋の食育

昨年の経験があったため、先生たちの準備もどこかワクワクした雰囲気♪
この取り組みを通して、こどもたちは
季節の移り変わりや食材の不思議さに触れていきます。
昨年から続く「干し柿作り」へのチャレンジ
昨年、渋柿をいただいたことをきっかけに始まった干し柿作り。
「渋柿をくださって、ありがとうございます」とその報告をしていたところ…
「干し柿作るど〜!? 持ってきたバイ!!」
今年も渋柿を届けてくださり、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、今年も干し柿づくりがスタート\(^^)/
「本当に渋いのかな?」と
渋柿をじっと見つめる5歳児さんの姿が、とてもかわいらしかったです。
愛育保育園流・干し柿の作り方
愛育保育園では、こんなふうに干し柿をつくりました↓
- 柿の皮をピーラーでむく
- ひもで結んで熱湯につける
- 霧吹きで焼酎をふりかける
- 陽当たりと風通りがいいところに干す
柿の皮はツルツルすべるので、皮むきは先生と一緒に♪
先生達に手を添えてもらってピーラーでむきました!
なかには、「自分でやりたい!」とチャレンジする子もいましたよ^^
熱湯につけたり、霧吹きで焼酎をかけたりと、それぞれ役割を分担しながら進めました。
「自分でやってみたい!」という気持ちがあちこちにあふれ、
作業の時間はとてもにぎやかでした。
干し柿作りを通して育つ力

干し柿作りは、ただ食べ物を作るだけの活動ではありません。
こどもたちが季節の食材に触れながら、
「どうして甘くなるの?」と興味を深めていくきっかけにもなります。
干し柿が吊るされた後の2週間は、こどもたちにとって観察の連続でした。
季節の食材に触れ、食への興味を育む
渋柿が時間とともに甘くなるという変化は、
大人でも不思議に感じるものです。
段々と萎んでいく柿を見て
「形が変わってきた!」と観察する子どもたち!
先生が「甘くな〜れ」とモミモミする様子を見て、
こどもたちも嬉しそうにおまじないをかけていましたよ♪
挑戦する気持ちや「自分でできた!」という自信につながる経験
ピーラーで皮をむくときの「難しいけどやってみたい」という表情。
できた瞬間の「できた!」という声。
その積み重ねが、こどもたちの自信へとつながっていきます。
友だちと協力しながら進める共同作業の楽しさ
柿を結ぶ人、熱湯に入れる人、霧吹きをする人。
それぞれが役割を持ち、協力してひとつのものをつくる経験は、
5歳児さん達ならではの成長の姿です。
みんなで「いただきます」!干し柿から広がる食の楽しさ

いよいよ実食の日!
3歳児さんや4歳児さんも集まってきて、
干し柿はあっという間に完売でした(*^^*)
『美味しい!もっと食べたい!』
『お芋の味がする〜』
『グミみたーい』
感じたままの言葉が飛び交い、味の世界が広がっていきます。
独特の食感に、不思議な顔をする子も…!
5歳児さん達は「自分たちが作ったんだよ!」という誇らしさがお顔満開になり、
とても温かいひとときになりました。
まとめ | 季節の食材を使った体験で感じる豊かな心

熊本市東区の愛育保育園では、季節の食材を使った体験を大切にしています。
今回の干し柿作りでも、こどもたちが挑戦する気持ちを持ちながら、
友だちと協力し、変化を楽しみ、自分たちで作ったものを味わうという
豊かな時間が流れていました。
「美味しいね」「また作りたいね」といった声は、
こどもたちの成長そのものです。
これからも、園生活を通して「やってみたい!」を育む環境を整え、
保護者の皆さまに安心していただける保育を続けていきます。
見学をご希望の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

