秋の風が少しずつ心地よくなり
園庭にとんぼがスイスイと飛ぶ季節になりました。
空を見上げて「お〜!」と指をさすこどもたち。
そのまなざしがキラキラと輝き、私たちも思わず笑顔になります♪
そんな秋の日、1歳児クラスでは「♪とんぼのめがね」の歌に合わせて、
とんぼの製作あそびをしました。
「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、先生と一緒にのびのびと楽しみましたよ(^^)
今日は、その様子を少しだけご紹介しますね。
1歳児さんの「とんぼのめがね」製作あそび

1歳児さんにとっての製作あそびは、
まだ『つくる』というより『感じる』ことが中心です。
今回の「とんぼのめがね」では、光・色・音・感触を通して
五感をたっぷり刺激する体験になりました。
好きな色を選んで、とんぼの「めがね」づくり
机の上には、あか・みずいろ・きいろなど、
カラフルなセロファンが並びます。
先生が「どれがいいかな?」とやさしく声をかけると、
こどもたちはじっと見つめたり、手を伸ばしたり…。
お気に入りの色を手にすると、光にかざしてにっこり(^^)
「わあ〜」という表情や小さな声に、私たちも思わずほっこりします。
まだ言葉は少なくても、しっかり自分で選ぶことができるこの時期。
その小さな選択に、こどもたちの「やりたい!」という意欲がつまっています。
トントントン♪ とんぼの「羽」はデカルコマニー
次は羽の模様づくりです。
タンポ(スポンジ)を使って「トントントン♪」と絵の具をスタンプ。
そのあと画用紙をパタンと折って開くと、左右対称の模様があらわれました。
「お〜!」と声を出す子、じっと見つめてにっこりする子(*^^*)
偶然できた模様を見つめるまなざしがとても真剣で、
私たちも思わず「すてきな絵ができたね」と声をかけます。
この「デカルコマニー」という技法は、偶然生まれる形を楽しむあそび。
完成の正解はありません。
だからこそ、どの模様もその子らしい世界にひとつだけの羽になります。
この絵をチョキチョキと切って、貼り付けたら羽根の完成です♪
とんぼさんになってパタパタなりきり遊び
とんぼのめがねが完成すると、こどもたちは自然と身体を動かしはじめました!
先生が「とんぼさん、できたね〜」と声をかけると、うれしそうに手を広げてパタパタ。
「♪とんぼのめがね〜」の音楽に合わせて体を揺らす姿がとてもかわいらしく、
その笑顔に私たちの心もあたたかくなります。
風を感じながら、身体いっぱいで表現する1歳児さんたち。
言葉が少なくても、喜びや達成感が全身から伝わってくる瞬間でした。
製作あそびを通して感じる「園生活」の魅力

愛育保育園では、こどもたちの
「やってみたい」「触ってみたい」という気持ちを大切にしています。
素材に触れて感じる「発見」
セロファンのツルツル、絵の具のペタペタ、タンポのポンポン…。
1歳児さんにとってはどれも新鮮な体験です。
先生が「つめたいね」「ペタペタするね」と声を添えることで、
こどもたちは感触と言葉を結びつけていきます。
その積み重ねが、豊かな表現力の芽になっていくでしょう。
安心できる関わりの中で制作
先生が隣で「いいね」「できたね」と微笑むだけで、
こどもたちは安心した表情に変わります。
「いっしょにやってみようね」と手を添えると、
小さな手が少しずつ力を入れて、絵の具をトントン。
そんな小さな挑戦が、自信へとつながっていくのです♪
私たちは、ひとりひとりのペースを大切にしながら
「できた!」を一緒に喜ぶ保育を心がけています。
制作遊びの中で育つまなび
とんぼの製作あそびには、
「見る」「触れる」「考える」「感じる」といった
成長の要素がつまっています。
遊びながら自然と学び、感性を育むことが、愛育保育園の保育の大切な柱です。
熊本市東区で保育園をお探しの方へ

愛育保育園は、熊本市東区で長く地域に寄り添いながら、
こどもたちの成長を見守ってきました。
家庭的であたたかい雰囲気の中、1歳児さんのようにまだ言葉が少ない時期でも、
表情やしぐさから気持ちを感じ取り、丁寧に寄り添う保育を大切にしています。
園見学や子育て支援も随時行っております。
どうぞお気軽にお越しください。
こどもたちの笑顔と先生たちのやさしい声があふれる園内を、
ぜひ感じていただけたら嬉しいです(*^^*)