お芋掘りで自然とのふれあいを育みました

こんにちは、熊本市の愛育保育園です。 

今回は、秋の恒例行事「お芋掘り」の様子をお届けします。 

土に触れ、仲間と力を合わせて収穫する体験は、こどもたちにとって貴重な学びの時間となりました。

目次

季節の食育体験|苗植えから始まったお芋掘り

お芋掘りは10月中旬に行いました。 

春に植えた苗が、どんなお芋に育っているのか…??こどもたちは朝からワクワクした様子。

__さかのぼること5月。 

入園・進級して間もない頃、園長先生と給食の先生が耕した畑に、3~5歳児クラスが苗植えを行いました。

この時に植えたのは、鹿児島出身の職員が持ってきてくれた“紅はるか”。 

甘くてホクホク、とっても人気のお芋です。

3歳児さんは「この葉っぱがお芋になるの?」と不思議そうな表情。 

5歳児さんは慣れた手つきで、優しく苗を植えていました。

最後には「大きくなーれ!」とパワーを送り、成長を願いました。

観察とお世話を通して命の大切さを学ぶ

お芋は毎日ぐんぐん育ち、夏の間もこどもたちが水やりや観察を続けました。

野菜を育てる経験は、ただ収穫するだけでなく、“育てる”過程を通して自然への関心や命の尊さを学ぶことができます。

「昨日より葉っぱが大きくなったよ!」 

「根っこってこんな風になってるんだ~」など

小さな気づきがこどもたちの成長を後押しします。

いよいよお芋掘り当日!

迎えたお芋掘り本番。 

まずは一面に広がったツルを、みんなで協力して刈り取りました。

1歳児・2歳児さんたちは、ツルの長さにびっくり!

 「ながーい!」「どこまであるの?」と大興奮でした。

さあ、いよいよ土の中へ…スコップや手を使って一生懸命に掘るこどもたち。

「う~ん、かたい!」

 「ぬけたー!」

 「虫がいたー!」など、

たくさんの声が響きます。

掘り出したお芋は、大きかったり、長かったり、つながっていたり。 

それぞれ違う形にこどもたちも大喜び。

0歳児さんも、土の感触やお芋の匂いを感じて、表情豊かに過ごしていました。 

驚いて泣いてしまう子もいましたが、それもまた大切な“初めての体験”ですね。

お芋掘りは、五感を使った学びの宝庫

スコップを使って掘る。 

友達と協力してツルを引っ張る。 

大きな芋に驚いたり、触ってその重さを実感したり…

そんな経験すべてが、こどもたちの“生きる力”に繋がっていきます。

自分の手で収穫したものを味わうことで、食への関心も深まります。 

五感を使って自然と関わるこの体験は、まさに“食育”そのもの!

掘ったお芋は、お土産としておうちへ持ち帰りました。 

「ママに見せるんだ!」「今日のおかずにしてもらう!」と、嬉しそうなこどもたちの姿が印象的でした。

園では後日、焼き芋大会も予定しています。

 ホクホクの香ばしい焼き芋に、こどもたちの笑顔が今から楽しみです。

自然の恵みにありがとう

今年も無事にお芋掘りができたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

自然にふれ、命をいただく体験を通して、こどもたちが豊かな心を育んでくれることを願っています。

これからも愛育保育園では、こどもたちの健やかな成長を地域とともに見守ってまいります。

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